2016年03月05日

破綻したワインファンドの出資者説明会にいってきた


wine_hall.jpg


はい。
ようやく開催されたワインファンドの出資者説明会にいってきました。


昨年末に破綻した、アレです。

最初の写真は、説明会終了直後の会場。
写真撮影と録音は禁止、と最初に言われていたので、終了後ならよかろうとパチリ。

おおぜい収容できるホールなのに、出席者は数十人程度でした。
(出資者は500人以上。)


そりゃそうですよね。

日程の連絡がきたのはわずか1週間前のうえ、開催は平日昼間。

私も、急遽仕事を休んでの参加でした。



このような報告書ももらいました。



w-fund_explain.jpg


今回欠席した方にもおそらく、今回の議事録的なものと一緒に郵送されるはず。

中には小さな文字びっしりの説明と、詳細なデータ。


たしかにこんな膨大な資料を分析したりするのであれば、1ヶ月や2ヶ月では終わらないよね……。

でもやっぱり、日程はもうちょっとはやめに教えてほしかったかなぁ。



ぜんぶ聞き終えての印象は、

 ものすごくずさんな運営だったのね

というところ。



こういっては悪いのだけど………


結局田舎のおっちゃんたちが

 「あそこの酒屋の坊(ぼん)はフランス留学しとってワイン詳しいらしいべ。んだらあいつ引きこんでこんなん作ってみるべ?ぜったい儲かるべ!」(方言てきとー)

みたいなノリで始めちゃったものだったのかもなーと。


ワインファンドってもともと税理士さんなんかが集まって始めたファンドだと聞いていたのですが

税金には詳しくても、はたしてファンド運営のノウハウなんかを、誰かちゃんと持ってる人はいたのだろうか。


元役員の方が壇上で、

 「自分も5000万出資していたので……(しょんぼり)」

という発言をしていたあたりから察するに……

投資のなんたるか的な(資産や投資先はしっかり分散しましょうみたいな)ことすら、理解してる人が役員の中にほとんどいなかったんじゃないの?と勘ぐってしまいました。

おそろしい。
そしてかなりがっかり。



高級感を演出した運用報告書やら、サイトやらでそれらしく体裁整えていたけど、
ふたを開けてみたら、ワインに詳しかったのは現社長(高橋氏)のみ。

ファンドの運営のほぼ全てを、彼に丸投げしていた状態だったようです。


海外の在庫はまるっきりチェックしてなかったようだし、海外からくる書類は全員で共有しないで、高橋氏直送。


今回の破綻も、行政からチェックが入って不正がバレて……ということではなく、あくまでも高橋氏の自首(?)だそうです。

行政に

 「うちのファンド実は不正してました。もうこれ以上無理です。すいません」

と報告したら、行政側はまったく調査もなにもせず

 「あ、そう。じゃ処分ね」

という流れ。


弁護士さんがいくらなんでもありゃひどいよね、みたいなこと言ってました。
せめてなにか、ちょっとでも調査してからにしろ、と。




フランス語できないから、とか在庫全部数えるのは不可能だから、とか前社長が言い訳していたけど、こちらには責任逃れにしか聞こえませんでした。

いちばん大変な部分をぜーんぶ高橋氏に押し付けて、ほかの役員はおいしいとこどり、みたいな。


当然言うまでもなく、自ら数字を操作してサギをおこなっていた高橋氏の責任は重大なのですが、

これがもし、もうひとりくらい役員の中で、大変な仕事を高橋氏と一緒にできる人がいてくれていれば。
もし相談できるひとが、誰かひとりでもいたら。

高橋氏も、最初に損失が出たときにひとりで抱え込まずにもっとましな方向でおさめられていたのでは。
そう思わずにはいられません。


もちろん、自分の大切なお金をふいにされてしまって、しかもほぼ全額戻ってこなさそうで
高橋氏を恨んでないとはとても言えないのだけれど、

「全部こいつが悪いんです!」
「私たちはなんにも知りませんでした!」

と、役員と前社長から全ての責任を押し付けられている体の高橋氏には、同情の気持ちもわいてしまうのでした。

高橋氏、これから死ぬほど大変だと思うけど、自殺とかしないでくれるといいなぁ……。



あ、同情はするけど、取り返せるのであれば可能な限り返してもらうし、責任もとってもらいますよ!
放棄はしませんから!(`Д´)


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2015年10月14日

アート投資のセミナーにいってみた


出来心から、「現代アート投資セミナー」などというものに行ってまいりました。


結論から言えば(自分がやるかどうかはともかく)行ってみてよかったです。

万人におすすめできるものではありませんが、アート、それも現代アートに興味のある方であれば、刺激的な話がたくさん聞けたことと思います。



ヘアリボンの少女



アートは、投資としてはかなりマニアックな部類かもしれません。
ジャンルわけするとすれば、金・プラチナやワイン、最近一部で話題のコインなどと同類の、実物投資に入ります。



じつは……現代アートというのは私のホームグラウンドでもありまして。
そういう立場からするとどうしても、アート投資にはいろいろ複雑な感情を抱いてしまいます。


投資に関心を持つ以前の自分であれば、アートで投資なんて不純だわ!ときっと無関心を装ったことでしょう。
実際今回も、当初はまったく参加の意思はありませんでした。



ところがあれこれ考えているうちに、自分が関わってきた分野を別の切り口から見てみるのも勉強になるのではないか?という思いがむくむくとわいてきました。

見る・作って売る側からだけでなく、買う・転売する側の気持ちも知ってみたい。
そんな好奇心です。


ここはひとつ、冷やかしででも行ってみようか。


冷やかしといいつつ清水の舞台から飛び降りる気持ちで参加費の1万円を支払い、緊張しまくりながらの単独参加とあいなりました。
そもそもが、セミナーなどというものに参加すること自体今回が初めてです(笑)




セミナーでは、近〜現代のアートの歴史についての簡単な説明から始まりました。

現代アートになじみのない方でもわかりやすく、なぜあのような(一般的にいって不可解な)作品群に高値がついていくのかのシステムをざっくりと。
そしてどのような作品に値がつき、あがっていくのかのポイントなども。


かつて東京都現代美術館が税金によって購入し、その6億という高値で批判をあびた「ヘアリボンの少女」(ロイ・リキテンシュタイン作)を覚えておいででしょうか?
あれ、いまいくらになってるかご存知ですか?

現在オークションに出せばおそらく80億はくだらないそうです。
当時はさんざん叩かれましたが、結果的にいい買い物だったといってかまわないのではないでしょうか。


資本主義によって作られたシステムに乗っかって、なんだかそら恐ろしい世界がくりひろげられているようで……

そちらの側の世界の話を聞いているだけで金銭感覚がおかしくなっていきそうです。
(50億のキャッシュ持参で大手オークションに参加しても、3点買えれば御の字の世界なんて恐ろしすぎる。)



まあそこまではいかなくても、しかるべき作品を選べば、数十万程度の作品が10倍20倍に大化けするなんてこともザラだそうです。
その「しかるべき作品」を選ぶという部分がいちばん楽しくもあり、いちばん難しい部分でもあるのでしょうけど。

ただ気に入ったからといって適当にイルカの絵とかディズニーランドの絵とか買っても、投資としては全然ダメなわけです。(もちろん純粋に自分が好きで買ったのであれば問題ないです。)



大きく値上がりが期待できる作品はやはり最低でも数十万、できれば数百万以上から、という世界。

リスク軽減のための分散投資ということを考えると、どうしてもある程度の資産規模がないと難しいと思いました。
実物投資の割合を全資産の数%で押さえるためには、やはり最低でも一千万クラスは必要でしょうか。


実は今回のセミナーでは実際に購入可能な小品も見せていただけて、そのうち1点がかなり好きなタイプで思わず購入しそうになりましたが、すでに予約済み。
おかげで正気になりました。
金額的にまだちょっと自分には早かったです。


お金のかかる趣味だと思えば思い切って買っても全然かまわない世界だと思うのですが……

もし投資と両立させたい気持ちがあるのであれば、自分のアセットアロケーションとか、そういう面からもじっくり考えたほうがよいでしょうね。

なまじ少しアートをかじったもので未練たらたらでしたが、もっとお金持ちになってから買おう!と目標を新たにしたのでした。



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2013年10月18日

ワのつく洋酒ファンドの夕べ 2

先日のワファンド与太話 のつづきです。

出資者向けの食事会にまぎれこんだ、超場違いな我々。
招待してもらえたのは後にも先にもこれっきりです。

おいしく食事をいただいたその後は、いい夢みれたね〜程度の記憶として、すっかりそのファンドの存在を忘れておりました。 


ところがある日偶然、母がそのファンドの記事を雑誌か何かで見かけ、
 「これってあれだよね? ほんとのところどうなのかね?」
という話になりました。

ちょうど私も貯金がぼちぼちできてきた頃で、気が大きくなっていたんでしょうね。
なぜか
 「あのとき隣の人も儲かるって言ってたし、ちょっとやってみない?」
という流れになってしまいました。(反省)
結局母と私それぞれでお金を出し、勢いで購入してしまったのでした。 


Wファンド
(今回ファンドから送られてきた書類)


初心者怖いものしらず。 
まあ、あのおじさんが関わってるならヤバイものじゃないでしょ、的なノリ。
 (もちろんそんな保証はどこにもありません。)
あと現物投資なので、最悪目減りしても、株みたいに価値がゼロにはならないだろうという思いもありました。

おじさんには内緒で申し込みをしたはずが、なぜかあっけなく全バレ。
 あんたたち大丈夫なの?お金ないくせに…みたいに思われてる気がしました。 


私が出資したそのファンドは、設定から2年6ヶ月が経過しました。 
満期償還までようやく半分来たところです。 

運用状況はたまにでる報告書で確認するのみで、毎回ヒヤヒヤしています。
特に怖いのが為替の影響なんですよね。
ユーロ/円の影響をかなり受けるので、今は持ち直してきましたが、一時損益がマイナスに傾いた時期もありました。
あと主要な売り込み先が中国のため、あちらの経済状況にもかなり左右されそう。

中途解約すると損しそうでそれもできず、心臓に悪いです。 
一部解約っていうのはできるのかな……?
なんかあんまりできなそうな雰囲気だったな。

もう、こういうのってほとんど博打の世界ですよね。 

この商品はたぶん、本当にお金がたくさんある人が、分散投資の一貫で、あくまでもアクセントとして投資するような代物なんでしょうね。 
確かに値動きは他のものとちょっと違う雰囲気なので、分散効果はあるのかもしれません。 
でも今のままの募集スタイルだと、お金持ちでない人間は火傷する可能性があるので、安易に手をだすのはやめたほうが良いと思います。
 
幸いいまのところ、私が出資している商品にはある程度の利益が出ているらしいのですが、先のことはまったくわかりません。
庶民にとってこんなにストレスのたまるファンドには、もう当分関わりたくないと思います。 
償還されるのを首を長くして待っている毎日です。 


ところでこの出資者向け食事会ですが、コスパの良さで近年出資者に大人気のようです。
参加資格があるのは出資者本人と、同伴者1名のみ。
最近は希望者多数のため抽選制になることが増えてきました。 
コネで混ぜてもらうなんて、今では絶対無理でしょうね。 


【おねがい】
 当時も今もこのファンドの内容をきちんと把握していない部分があるので、書かれている内容に誤りが含まれている可能性があります。 
 興味を持たれた方はきちんとご自分で調べ、理解されてから購入等されることを、強くお勧めします。 
 全ての投資は自己責任で。 
 よろしくお願いします m(_ _)m


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2013年10月15日

ワのつく洋酒ファンドの夕べ 1


賛否両論(主に否?)ある、ワのつく某洋酒ファンドから、次期募集と出資者向け食事会のお知らせが来ました。 

これについて書くのはどうしようか迷っていたのですが、ここしばらくはほかに書くこともなさそうなので、この機会にちょっとだけ書いてみます。 


ワイン



このファンドは本来、

 最低300万からの出資
 7年間の運用
 基本的に中途解約はできない(個別に申し出れば、時間はかかるが可能らしい)

というかなりアレなものなのですが、私は確か2010年に初めて募集された小型版 (とはいえ100万からで5年) をひとつだけ、所有しています。 
そもそもなんでこんな妙ものに手を出してしまったのかといえば……
ただ単に、遠い親戚が運営に関わっていたからです (^_^;) 


かなり昔ですが、確かこのファンドが設定されてそんなにたっていない頃に一度、出資者向けの食事会にコネで招待してもらったことがあります。 
今回お知らせが来た食事会とほぼ同じ構成のものです。 

この食事会は、出資している関連銘柄?の試飲と出資者へのサービスを兼ねたもので、正規の参加費は15,000円もします。 
もちろんかなり良いお酒と食事が提供されるのですが、おそらく参加費は純粋に料理の代金。 
飲み物代は顧客サービスということでしょう。
 
飲食代に自腹を切れば、トータル30,000円はくだらない気がします。 
お大尽の夕べです。 

母と一緒に参加して美味しいタダメシにありつきご機嫌になっていたとき、お隣にいた年配のご婦人に話しかけられました。

その方は、当然ですが出資者のお一人で、このファンドでとても利益が出て喜んでいること(当時)、また次回も購入を考えていることなどを語ってくれました。
まさか今回ズルで来ているとは言えず、適当に話を合わせてお茶を濁した記憶があります。 


(つづく)


【おねがい】
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2013年10月11日

人生を変えるお金とのつきあい方


もう以前のことになりますが、私はうつ病になったことがあります。

うつの原因はいくつもありましたが、その中のひとつが将来への不安でした。

将来への不安の大部分は、今思えば
 「将来のお金の不安」
であったような気がします。

私の状況は当時から根本的には変わっていませんが、当時と今の違いは、お金のことをちょっとは考えるようになった点でしょうか。


お金について少しだけ頭を使うようになって貯金もでき、以前よりほんのちょっぴり、将来に希望がもてるようになりました。

少なくとも、仕事がなくなっても数年暮らせる蓄えがある、という事実は、不安な気持ちを落ち着かせてくれます。



財布とお金




そしてお金と人生について、もっと早くに読んでいたらよかったかも、と思った連載記事があります。

ちょっと昔の女性向けの記事になりますが、こちら。

 「内藤忍のおカネでアナタの人生変える方法教えます 」

日経ウーマンオンラインで、2010年から2013年にかけて連載されていたものなので、目にしたことがある方も多いかもしれません。

どこにでもいそうなA子さんからZ子さんまで、それぞれの悩みの解決法を、お金の側面からさぐっていく、というもの。

対話の内容を読むと、内藤さんはほとんど心理カウンセラーの域です。
結構いろんなことがお金で楽になるんだなぁ、と感心しました。


私が内藤忍さんを初めて知ったのは、この連載だった気がします。

最近は海外不動産とワイン投資などの富裕層向けな話題が多い内藤さんですが、これらの記事は、お金持ちでない普通の人に、非常にためになるものだと思います。
記事の対象はおそらく20〜30代の女性ですが、それ以外の年代や性別でもたぶん参考になるのでは。


いずれにせよ、どんな人生にもお金は必要なものなんですよね。

お金で全ては解決できませんが、お金があればとりあえず解決できるということは、結構ありそうです。



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タグ:運用 将来
posted by えむ at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 資産運用- そのほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする